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成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男-マクドナルド創業者 / レイ・クロック/共著 ロバート・アンダーソン/共著 野地秩嘉/監修・構成 野崎稚恵/訳

書名:「成功はゴミ箱の中に」
著者:レイ・クロック/ ロバート・アンダーソン/共著 
     野地秩嘉/監修・構成
     野崎稚恵/訳
プレジデント社

ソフトバンクの孫正義、
そして、ユニクロの柳井正が人生のバイブルというだけに、
ガツンとくる言葉がいっぱいでした。

レイ・クロックは50歳を過ぎてからマクドナルドに出会い、
それから凄まじいまでのバイタリティで店舗で拡大していき、
今日のマクドナルドの根幹を築きました。

今とは違い、
所謂アメリカンドリームを達成しやすい社会的背景があったとは思いますが、
それでもすごいなと思いました。

特に印象的だったのは、
「"Be daring(勇気を持って), Be first(誰よりも先に), Be different(人と違った事をする)."」
という言葉と、
ちょっと長くなるけど、
「やり遂げろ、、この世界で継続ほど価値のあるものはない。
才能は違う、才能があっても失敗している人は沢山いる。
天才は違う、恵まれなかった天才はことわざになる程この世にいる。
教育も違う、世界には教育を受けた落伍者があふれている。信念と継続だけが全能である。」
という言葉。

そしてレイ・クロックは同時に、
「未熟でいるうちは成長できる。成熟した途端、腐敗が始まる。」

50歳を過ぎてからもなお、挑戦し成長し続けたレイ・クロックは、
まさにこの言葉を体現する人間だなと思います。

「継続すること」の大切さを改めて感じました。
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細野真宏の「株」「投資信託」「外貨預金」がわかる基礎の基礎講座 / 細野真宏/編 マネー経済プロジェクトチーム/編 荻原博子/[ほか]実践編監修

書名:「細野真宏の「株」「投資信託」「外貨預金」がわかる基礎の基礎講座」
著者:細野真宏&マネー経済プロジェクトチーム編
講談社

ページ数の割にはあっさりと読むことができます。
特におもしろかったのは、
著者の細野真宏とアナリストの森永卓郎の対談。

森永さんの「もらったお金はすぐ使う」という考え方が面白かったです。
日本人はどちらかと言えば「消費」より「倹約」の方が良いと思われる面が多少なりともあるわけで、
お金をもらってもコツコツコツコツためる人が多いのが現状。
でも、それではお金が循環せず、なかなか景気はよくならないという矛盾。

日本人の個人金融資産が1200兆円もあるのだから、
そのほんの数パーセントでもいいから使われれば、
もっと景気が活性化するのにという森永さんの考え方になるほどねと思いました。

勉強になります。


書名:「細野真宏のニュースでわかる世界一わかりやすい株の本」
著者:細野真宏
文藝春秋

高校生の時まったく分からなかった、
ライブドアのフジテレビ買収騒ぎや、
村上ファンドに関する一連の出来事がこれを読むとしっかり分ります。

しかも去年からTOBに関して、
外資の会社がより国内の会社に対して買収攻勢に出やすようなことが解禁されてたとは露知らず・・・。
世間知らずかつ勉強不足な自分を改めて感じさせられました。

このような現状、
どんな会社に入ろうとも、一寸先は闇だなと思います。
カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編 カリスマ受験講師細野真宏の

書名:「カリスマ受験講師細野真宏の経済のニュースがよくわかる本 日本経済編」
著者:細野真宏
小学館

この人の本のもっとも良いところは、
「分りやすさ」だと思います。

専門書の「あなた解ってますよね?」的放置プレイとはまったく対照的に、
絵あり、図あり、説明ありの手厚い対処で、
経済に関してまったくど素人の自分でも、
この著者の本を3~4冊読むことで、ニュースとか新聞とかで言ってることが、
良く分かるようになってきました。

この本で良く分かったのは、
今進められている行政機関の民営化の理由・背景といった所。
莫大な借金を抱えた国を救済するためには、
民営化によって大きな政府から小さな政府への移行が必要みたいだけど、
前回読んだ本のことを考えると、
保険・医療の分野は民営化して欲しくないと思う今日この頃です。
これからは、
こっちのブログでブックレビューを書いていこうかなと思います。
mixiの方よりも考察を述べる感じになると思いますが・・

書名:「ルポ 貧困大国アメリカ」
著者:堤 未果
岩波新書

これを読むと、日本の今の現状が、
現在のアメリカで起きているサブプライムの問題と酷似した事態を引き起こしかねないと思えます。

今、日本では「格差社会」が頻繁に取り上げられていると思うけど、
これはまだ第一段階的なものでしかなく、
そこから生まれた給与格差によって、
次に「教育」という面での格差が引き起こされることが予想されるし、
現状でもそれは起こりつつあると思う。

母の話では最近の子供は小学校3年生の冬あたりから学習塾に通いだすのが普通らしい。
学習塾と一口にいっても月謝の多寡はあると思うし、一概には言えないけど、
格差社会において、下の方にいる人たちに子供の教育費が払えるかと言えば甚だ疑問。

富める者は富め的な資本主義社会において、
格差が生じることは当然だし、
しょうがないことだとは思うけど、この先どうなっていくのかかなり不安になります。

日本より2歩3歩先に、格差社会の真っただ中を行くアメリカでは、
賃金・教育の2つの格差を受け、
社会は完全に二分してしまった感がこの本からは伝わりました。

保険制度や福祉関係の業務を政府から切り離し、民営化したことによって、
アメリカでは入院しただけで破産するような費用を要求されるようになり、
搾取された人間は「軍志願」という道しか残っていないようなアメリカに、
今後何ができるんだろうかと思うと同時に、
大戦後、アメリカを中心に発展してきた資本主義至上的な世界のあり方も、
そろそろ変わる時なのかなと思いました。

何よりも、なんだかんだ言っても、
今の自分の現状と今の日本は本当に住み心地が良く恵まれたものなのだと思います。

それを失わないためにも、
自分がやれなければいけないことをちゃんと考えないとなと強く思いました。
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